
「自分=ブランド」という言葉は、nano.のビジョンであり、日々の合言葉としても大切にしています。
ここで言うブランドは、見た目や肩書きのことではなく、
仕事の中でどんな判断をし、どんな姿勢で人と関わってきたかによって形づくられる、その人らしさや信頼のことです。
そしてnano.が掲げる「自分=ブランド」というビジョンは、
その信頼を偶然に任せるのではなく、日々の判断と行動によって自ら築いていくという考え方です。
自分の強みを理解し、それを仕事の中で発揮し続けることで、個の価値を高めていくことを大切にしています。
この考え方を土台にしているのが、入社直後に行う「自分=ブランド」研修。
本記事では、この研修をなぜ実施しているのか、そして研修で何を扱うのかを紹介します。
「自分=ブランド」という考え方が生まれた背景
「自分=ブランド」という考え方は、 目立つ役割や成果だけでなく、支える役割にも価値があるという実感から生まれました。
たとえば、
・誰かの挑戦を支える人
・チームの空気を整える人
・みんなが気づかない準備を淡々と進める人
派手ではありませんが、現場を前に進めているのは、こうした方々の行動があってこそです。
トップである必要はないし、表に立つことだけが価値でもありません。
どんな役割であっても、その人が選び続けてきた姿勢や行動は、その人の生き方そのものであり、大きな価値です。
自分の強みを理解し、それを活かせる”役割”で力を発揮できる。
その積み重ねが、その人のブランドになる。
nanoでは、そう考えています。

人生をブランドとして扱う、という発想
「自分=ブランド」という考え方は、言い換えると「自分は何を大切にして働くのか」を自分の言葉で持つことでもあります。
そのために、研修では次のような問いから整理を始めます。
・自分は、どんな人でありたいのか
・どんなときに、一番自分らしくいられるのか
・どんな人たちの役に立てるとき、嬉しいと感じるのか
・どんな場面で迷いやすく、どんな場面で力を発揮しやすいのか
こうした問いを言語化していくと、仕事の中で「何を優先するか」や「どこで無理をしやすいか」が整理されていきます。
得意・不得意が見えてくることで迷いが減り、誰に・どんな相談をすればいいかも明確になっていく。
結果として、判断が落ち着いてできる状態に近づいていきます。
評価されるためではなく、「約束を守る自分」を育てる
この研修で大切にしているのは、周りにどう見られるかよりも、日々の自分に誠実でいられるかどうかです。
人は、うまくいく日もあれば、そうじゃない日もある。
自信がある日もあれば、弱さと向き合う日もある。
だからこそ、どんな日であっても、自分に嘘をつかずに小さな一歩を積み重ねていけるか。
かっこよく見せるための「良い感じの自分」ではなく、不器用でも正直で、誠実でいようとする姿勢を育てたいと思っています。
その積み重ねが、やがて「この人と働きたい」「応援したい」と思われる力になっていきます。

研修の中でたどっていく問い
「自分=ブランド」研修では、正解を教えるのではなく、参加する一人ひとりが自分自身と対話する時間を大切にしています。
・「嬉しかった出来事」と「悔しかった出来事」は何か
・その中に共通している、自分の“こだわり”は何か
・周りの人から「あなたらしい」と言われる瞬間は、どんな時か
・「この人みたいになりたい」と感じるのは、どんな人か
・自分の人生に、どんな言葉をキャッチコピーとしてつけたいか
こうした問いを重ねることで、これまで点でしか見えていなかった経験が一本の線になり、 「自分はこういう瞬間に心が動くんだ」という“価値観”がはっきりしていきます。
その価値観こそが、その人らしさの軸になります。
自分の魅力に気づくきっかけに
nano.は、「人にきっかけを創る会社」です。
プロジェクトより前に、制度より前に、いつも“人”がいます。
だからこそ働き方のスタート地点を、「自分というブランドを、どう育てていくか」から始めたい。
この研修は、そのための入口のひとつです。
「自分=ブランド」という考え方が、自分の強みや価値に気づくきっかけになれば。
そして、その気づきが次の一歩を踏み出す力になれば。
そんな想いを込めて、私たちはこの研修を続けています。

