
新卒から7年半、ウェディングプランナーとして新郎新婦と向き合ってきた深川幸美さん。
一度はブライダルの現場を離れ、ホテルのフロントスタッフに。それでも再びブライダルの世界に戻り、今はnano.のプランナーアシスタントとして働いています。
戻る先に選んだのは、プランナーではなく、プランナーを支える仕事。
そこにはどんな思いがあったのか。今の働き方とあわせて、お話を伺いました。
※プランナーアシスタントとは、ウェディングプランナーの業務をサポートする仕事です。
nano.では提携する結婚式場で、新郎新婦からのお問い合わせ対応や、サロンでの接客などを担っています。
信頼関係は、短い時間で濃く。新郎新婦と心から向き合ったプランナー時代
――まずは、ウェディングプランナー時代のお話から。当時、大切にしていたことを教えてください。
最初から一貫して大事にしていたのは、信頼関係をいかに短い時間で濃く形成していくかですね。
打ち合わせでも、メールの返信でも、電話の折り返しの速さでも。「おふたりとの時間を大切にしています、真剣に向き合っています」ということが、どうすれば伝わるかを大切にしていました。
――言葉だけではなく、行動で伝えていたんですね。そんな仕事の中で、一番好きだった瞬間はどんなときですか?
もう結婚式当日まるっと、という感じです。
打ち合わせでは見えなかった新郎新婦さんの一面が、ご友人やご親族を前にしたときにあらわになる瞬間とか。
夢を持って結婚式を挙げると決めた方の、夢が叶った瞬間だなと感じることが本当にたくさんあって、ひとつには絞れないんです。
あとは、結婚式を終えたあとのお二人の表情や声ですね。
一度冷静になってもなお「楽しかったな」と幸せに溢れているお二人を見るのが好きでした。
――それだけ好きな仕事でも、葛藤を感じることはあったんでしょうか?
ありました。新しい担当が決まってご挨拶のお電話をするときに、「本当にこのまま私が担当でいいのかな」と思うことがあったんです。
打ち合わせが始まってしまえば、もうすごく楽しくてのめり込んでいくので、やりがいが薄れていたわけではないんですけどね。
――好きな気持ちと迷いの、両方があったんですね。
そうなんです。
本当は、お二人の夢を叶えるにはどうしたらいいかを考えることに、もっと時間を使いたかったんですよ。
でも実際はデスクワークに追われる時間も多くて、気づいたら「どうしたらもっと良くなるか」より「どうしたらミスをしないか」を考えてしまっていました。
体力面のこともあって、30代に入るタイミングで「一生このままプランナーを続けていけるのかな」と考えるようになったんです。
「ブライダルはやりきった」と思えた区切りと、離れて気づいた結婚式への想い
――そこからブライダルを離れる決断をされた。何かきっかけがあったんでしょうか?
ひとつは、コロナ禍を経て所属していた店舗が閉店することになったことです。
もうひとつが、オンラインでの結婚式を担当させてもらったことですね。
できることは全部やりきったと思える状態で当日を迎えられて、「結婚式ってやっぱりいいな」という気持ちで終えられました。
今振り返ると、あそこまでやりきれたことで、ひと区切りついたんだと思います。
それで別の職種にチャレンジしてみようと、ホテルのフロントの仕事に就きました。
――やりきったと思えたのに、またブライダルに戻ってこられた。何があったんですか?
ホテルで働いていても、気づくと結婚式のことを考えていたんですよ。
ロビーを見ては「ここで写真が撮れそうだな」、レストランを見ては「パーティーができそうだな」って。
完全燃焼に近い状態で転職したつもりでしたが、本当に結婚式がそんなに好きだったんだなと気づかされたんです。
それで、またブライダルをやりたいと思うようになりました。

プランナーさんに、健やかに働いてほしい
――戻るなら、もう一度プランナーに。そうは考えなかったんですか?
それは考えなかったですね。
最初から探していたのは、プランナーアシスタントという立ち位置の仕事でした。
「プランナーさんが本来時間を使いたいところに、ちゃんと時間を使えるようにしたい。」
「そのために、周りの業務は私が担ってあげたい。」
アシスタントの仕事を探していたのは、まさにそのためなんです。
――最初からアシスタントの仕事を探していたんですね。
そうなんです。
自分がプランナーだったときの大変さを知っているので、やっぱりプランナーさんたちにはもっと健やかに働いてほしいんですよね。
若くて体力があって、結婚式が大好き。
それでも自分の時間をたくさん費やす働き方は、この先長く続かないんじゃないかと思うんです。
私が勤め始めた頃から辞めたあとまで、プランナーの働き方はずっと変わっていなくて、それが疑問でした。
当時は、産休や育休から戻ってくる先輩がいなかったんですよね。
だから20代の私は、「結婚したら辞めないといけないんだ」となんとなく感じていました。
でも働く時間の負担が減れば、プランナーを続けたいという方は多いんじゃないかと思うんです。
なのでプランナーアシスタントは、そこをより良くしていける重要なポジションだと思っています。
――プランナーアシスタントの求人は、すぐに見つかったんですか?
いえ、それがなかなか見つからなかったんです。
プランナーアシスタントの求人があれば、社員でもパートでもやりたいと思うくらいでした。
ただ安定して働くことを考えると、やっぱり福利厚生のある正社員がいい。
でもパートの求人は多いのに、正社員となるとほとんどなくて…。
希望する働き方ができないなら、無理に転職しなくてもいいかなと諦めかけていたんです。
でも最後にもう一回だけと思って求人を見てみたら、nano.の募集があったんですよ。
――諦めかけたタイミングで。すごい巡り合わせですね。
本当に。諦めていたのに「あった!」という感じでした。
しかも正社員として、プランナーアシスタントをさせてもらえる。
もう本当にありがたい環境だなと思っています!
平日はメール対応、土日は接客。プランナーを支える仕事の毎日
――では、プランナーアシスタントの仕事について聞かせてください。普段はどんなことをしているんですか?
平日は主に、新郎新婦様とのメールのやり取りを担当しています。
ご成約後のお問い合わせにお返事するのが中心で、電話がかかってきたらその対応もしますね。
その他には、週末の結婚式で使う引き出物のチェックや、資料の作成をしています。
土日に関しては、ブライダルサロンでの接客ですね。
打ち合わせや見学に来られたお客様をお迎えして、お茶をお出ししたり、プランナーさんへお引き合わせしています。
――今の仕事で、ご自身に一番合っていると感じるのはどんなところですか?
平日は事務が中心ですけど、土日は接客ができる。
そこは本当に私にとっては「いいとこ取り」だなと思っています。
元プランナーや接客をしていた人だと、完全に事務だけになると物足りなさを感じると思うんですよ。
今の自分に一番合っているのはそこですね!
――プランナーの経験が活きていると感じるのは、どんなところですか?
主にメールの対応ですね。
お問い合わせをいただいたときに、その時期のお客様が何を気にしているのか、何を不安に感じているのかが経験上わかります。
どんな言葉をかけたら安心してもらえるかを考えて、一言を添えてお返事できるんです。
――一方で、難しさを感じることはありますか?
あくまでプランナーではない立場で働く、というところです。
プランナー気分で返してもいけないし、機械的な対応になってもいけない。
その塩梅は、今も探りながら勉強している最中です。
――経験があるからこその難しさですね。未経験から入られる方もいるのでしょうか?
はい、未経験から入社して一緒に頑張ってくれているメンバーももちろんいますよ。
未経験の方には、メールや電話の対応は段階を踏んで、時期を見ながらお願いしています。
近くに仲間がたくさんいるので大丈夫です。
ブライダルに興味はあるけれど、なかなか踏み出せなくて諦めていた。
そんな方も全然ウェルカムです。

プランナーさんの「ありがとう」が、何にも代えられない瞬間
――この仕事をしていて、嬉しいと感じるのはどんな瞬間ですか?
やっぱり、プランナーさんから「ありがとう」と言ってもらえたときですね。
サポートできたなと感じられると、プランナーアシスタントとしての力を発揮できたんだと実感できます。
何にも代えられない瞬間です。
プランナーさんの一日の負担が少し減ったと感じられた日もありました。
こんな日が増えたらいいなと思っています。
――プランナーさんを支えたいという思いが、少しずつ形になっているんですね。
そうですね。
プランナーさんも一人ひとり違うので、「この方にはこう返しておくと仕事がしやすいだろうな」と考えながら対応しています。
そこには終わりがないですね。
結婚式の当日は立ち会わないんですけど、プランナーさんたちがチャットで式の内容や様子をシェアしてくれるんです。
「今日の新郎新婦様はこんな思いを持って、こんな式でした」というレポートが届くのが、アシスタントにとっては楽しみになっています。
――プランナーアシスタントとして働く中で、ほかに印象に残っているエピソードはありますか?
打ち合わせが始まる前から、こまめにメールをくださるお客様がいらっしゃいました。
ある日たまたま電話に出て名乗ったら、「あ、深川さんですか」と言ってくださったんです。
お顔を合わせたこともないのに、覚えていてくれて。
結婚式は一人じゃなくて、チームでお手伝いしている。
そのことをわかってくださっているお客様もいるんだと感じて、すごく嬉しかったですし、やりがいにもなりました。
オンとオフを切り替えながら、自分のペースで働ける環境
――少し話が変わりますが、働き方についても聞かせてください。土日の勤務時間は、どのように決まるんでしょう?
あくまで私のケースになりますが、土日はお客様のご来館に合わせて早番と遅番で調整しています。
夕方から見学のお客様がいらっしゃる日は、朝を少し遅くして時間をずらすんです。
逆に来館が落ち着いている日は、「一人で回せそうだからお休みを取ろうか」と調整することもできますよ。
――残業は多いんでしょうか?
担当業務によりますが、月に5時間程度です。
アシスタントは一人ではないので、時間を調整しながら工夫できています。
ただ打ち合わせが重なる8月から11月頃は、業務量が増える時期ですね。
――仕事とプライベートのバランスは、いかがですか?
取りやすいですね。自分の時間を過ごせています。
もちろん、自分の成長のために考えてやらないといけないプレッシャーはありますよ。
それでも仕事をしながら自分の人生を考えて、オンとオフを切り替えながら働ける環境です!
一人じゃないと思わせてくれる、「人生の伴走者」のような会社
――プランナーアシスタントは、どんな方に向いていると思いますか?
ブライダルが好きな方、気になっている方、諦められないと思っている方ですね。
あとは、人を支えることにやりがいや嬉しさを持てる方だと思います。
――ブライダルは好きだけれど、プランナーを続けるか悩んでいる。そんな方が目の前にいたら、何と声をかけますか?
この先もブライダルに関わっていたい気持ちが少しでもあるなら、ぜひnano.に飛び込んでみてほしいです。
プランナーに引き続き挑戦することもできるし、アシスタントとして関わっていくこともできます。
人生を通してチャレンジしたいことがあれば、それを応援してくれる会社なんです。
私自身、nano.に入るまでは尻込みしていたので…。
「悩んでいる時間がもったいないですよ」と伝えたいですね。
入ってみたら、別の道が開けるかもしれません!
――nano.は深川さんにとって、どんな場所ですか?
自分の人生に、時間をかけて寄り添ってくれる場所です。
入社するまでは、人生の目標をざっくりとは考えていても、明確な言葉や文字にすることがなかったんです。
でもnano.に入ってから、自分のビジョンを書き出す機会があって。
改めて文字にしてみたら、目標がはっきりしてきました。
それを肯定して、背中を押してくれる。一人じゃないと思わせてくれる、人生の伴走者みたいな会社です。
――最後に。深川さんにとって、プランナーアシスタントという仕事をひと言で表すなら?
もうこれは天職です!
好きなことに関わりながら、今の働き方ができていることに、本当に幸せを感じています。
それに、プランナー経験があるから楽にこなせる仕事かというと、そうではないんです。
まだまだ成長できる可能性があって、そこに終わりがないなと思っています。
だからこそ天職なんです。
できることはまだあると思うので、これからも突き詰めていきたいですね。
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nano. では、プランナーアシスタントをはじめとした中途採用を強化しています。
現場を離れていた方も、プランナー経験のない方も歓迎です。
会社説明会では、事業内容や仕事内容はもちろん、担当を持たない働き方や時短勤務など、ライフステージに合わせた関わり方についても具体的にお話しします。
「もうプランナーは難しいけれど、ブライダルには関わっていたい」。
そう思っている方は、ぜひお気軽にご参加ください!
プランナーアシスタントの募集要項は、こちらからご覧いただけます。
